むすこが巣立って1年半後の昨年8月にむすめのぴーちゃんが巣立っていきました。
これは、むすめが巣立つ前の朝の一コマ。
毎朝、リビングのテレビの前に並んで朝のお化粧をしていました。美容の話やニュースの話、仕事の話などなど、朝から女子トークを繰り広げていました。今振り返ってみると、この朝のルーティーンが楽しくて愛おしい時間だったなあと思います。
むすめはとても真面目な子で、わたしと同じで真面目すぎるがゆえに不器用な部分があったのだと思います。
新型コロナウイルスが流行する中で就職し、職場の人や同期とのコミュニケーションもままならない状況で無理をしすぎてしまい、適応障害を患ったことがあります。その時は本人が一番大変でしたが、支えるダンナとわたしも毎日が手探りの状態でとても大変でした。いつかその時の話もしたいと思いますが、その後むすめは復活を果たし、素敵な彼氏を見つけ、結婚することとなりました。
そして、結婚(入籍)に向けて彼の家で生活を始めるために我が家を巣立つ日がやってきました。
むすめのお祝いにダンナが花束と小さな観葉植物をプレゼントし、家の前で花束を抱えたむすめと一緒に記念撮影。
大好きな彼の待つ家へ車で送っていきました。
別れ際は取り乱さないように必死でした。本当は泣きながら思い切り抱きしめたかったところですが、
むすめと彼氏に「またね。仲良くお幸せにね。」と声をかけ、「ぴーちゃん(むすめ)のこと、よろしくお願いします。」と彼氏に伝えるのがやっとでした。ダンナもわたしと同様、辛いので取り乱す前に帰ろうと、そそくさと車を出しました。
むすめは「もう帰るの?」と言っていましたが・・・
むすめを送り出した次の日の夜、むすめがくれた手紙をダンナと二人で読みました。
むすめが家を出る前に、
「家に帰ってから読んでね。今読まれると恥ずかしいから。」と言って渡してくれた手紙です。送った日に読むのはダメージが大きすぎるので読むのは翌日に持ち越していました。
手紙には、今まで大切に育ててくれたこと、そして適応障害を患っていたときに寄り添い支えてくれたことに感謝する言葉などが綴られていました。とても心のこもった手紙でした。
もともと涙もろい私がボロ泣きするのはわかるのですが、ダンナがこれまで見たことがないぐらい泣いていて・・・
最終的に抱き合って泣くという・・・
いい大人が大号泣・・・まあ、それぐらい一生懸命子育てをしたということかな。
そして・・・わたしたち夫婦はどっぷりと空の巣症候群となりました。