住み替えばなしの続きです。
これまでなかなかの綱渡り人生を送ってきたわたしたち夫婦。結婚した時も、今の家に引っ越した時も、お気に入りの家具というものには縁がありませんでした。我が家には、通販の組み立て家具が結構あります。
でも今回は『終のすみか』へのお引越しなので、家具を全て新しくすることにしました。当然、高級なものは望まないけれども、お気に入りのちょっといいものに囲まれたいなと。
１軒目に行った大型店で買い揃える家具を一通り見て回り、おおよその予算も固まりました。
ダンナは家族が集うダイニングテーブルとソファにはこだわりがありましたが、「ベッドは何でもいい」と言ってました。
わたしは沖縄旅行で泊まったホテルでシモンズのベッドに寝てからというもの、「ベッドを買うならシモンズがいい」と事あるごとに言っていました。とは言え、予算的には厳しいかなと思ってこの時点では心にしまっておりました。
２件目に行った家具店。なんと、ベッド売り場でベッドフェアを開催中。店員さんに声を掛けられ、売り場を案内してもらっていると、
「今、一番のお勧めはシモンズのマットレスです。フェアの間だけのお買い得なんですよ」と言われ、いかにシモンズのマットが優れているか説明してくれました。
そりゃあ、やっぱり買いたくなりますよね。
欲しいあまり、ひどいことを口にしてしまった。
結局、「これから長い間お世話になるから」と思い直したダンナ。予算オーバーだけどシモンズのベッドの購入を決めました。
出だしから予算オーバー。
このあと、最大で６人が座れることにこだわって、ダイニングテーブルセットを購入。これがまた、大きなテーブルと６人分のイスとなると、なかなかのお値段。普段は二人しか座らないんですけどね。
恐らくもう、このテーブルを決めた時点で金銭感覚がバグってしまっていたと思われます。
その他にソファーなども購入し、総額は我が家としてはなかなかの金額となりました。
支払いの手続きを終えてダンナがひとこと・・・
もう止めらんねえ。
大金を使ってしまった。もう後戻りはできない。
突き進むしかありません。
このあと待っているリフォームの打ち合わせでも、「もう止めらんねえ」と再び同じ言葉を口にするわたしたちでした。
