わたしには10才年上の友だちがいます。
彼女は13年前にわたしが異動した職場にパートで働いていました。
彼女は5年ほど前に仕事も辞めていて、カメラやお花などの趣味を楽しみながら暮らしていますが、退職してからも付き合いが続いています。

職場で出会って早々、彼女がフルタイムの職員と激しいバトルを繰り広げている姿を見てビックリしたのを思い出します。
出会って早々になかなかのインパクトでした。
今となっては彼女がおかしいと思ったことは納得いくまで引かないタイプだとわかっているので、
「あの時は、異動してきて早々に目の前でバトルが始まったからビックリしちゃったよ」
と、当時のことは笑い話になっています。
そんな感じでちょっと激しいところもある彼女ですが、仕事に対する考え方や感覚がとても似ていて、涙もろいところも共通点。あと、疲れやすいのも共通点。
仕事をしているころは、お互いに「わたしたち、運命共同体よね」とよく言っていました。
そんなにしょっちゅう会っている訳ではないけれど、会えばなんでも話せる友人。
わたしの実家の複雑だった事情など、あまり人には話せないことも彼女には話せる貴重な存在です。
わたしよりも10才年上なので、仕事をしている頃からいつも老化についてぼやいていた彼女。
出会ってからまだそんなに経っていない頃、「最近なかなか痩せられなくてね、水飲んでも太る感じよ」とわたしがぼやくと…

「私の方が老化していて大変なんだぞ」という悲しい返しをいただきました。
これを「老化マウント」と名付けよう。
これが初めての老化マウントでした(笑)
以来、何せ10年先輩なので彼女に老化マウントを取られまくっていました。
「最近、言い間違えがひどいんだよね。他の言葉に引っ張られちゃったりさ。」と言うわたしに…

と、恒例の老化マウント(笑)
今になってわかるのですが、最近わたしも言い間違えどころか言葉が出てこなくなってきています。
彼女とよくドラマの話をしていると、
「わたし、10時台のドラマは無理なのよぉ。寝ちゃうから観れないのよぉ。」と言っていたので、
「え?いくらなんでも早すぎるでしょう!子どもじゃないんだから。」と爆笑していたわたし。
今になってわかるのですが…

こうなってしまっている。
彼女の進む老化の道を後から追いかけているのだ
友人の老化マウントを道しるべに年を重ねてゆくわたしなのでした(>_<)